【形状で違う】屋根の種類ごとのメンテナンス時期

2021年12月21日

お役立ち情報

「一軒家はメンテナンスが必要と聞いたけど、何をしたらいいの?」そんな事を考えたことはありませんか?

そんな疑問の答えはズバリ、屋根です。365日、家の中で一番過酷な場所が屋根なのです。雨や炎天下の下で住んでいる家を守っている屋根が老朽化すると、2次災害3次災害が伴います。必ず定期的に調査してメンテナンスしてくださいね!

ただ、一口に屋根といっても、その形状によって劣化しやすいポイントが異なります。
あなたのお家はどのタイプですか?

【切妻屋根(きりづまやね)】

サザエさんのお家のような、一般的な屋根のことです。屋根頂上部(大棟)から下方へ2面、野地板が伸びていき屋根の形状を構成します。

切妻屋根の点検推奨ポイント
切妻屋根は棟部・軒先・ケラバなどが老朽化しやすいポイントです。構造が単純なので比較的丈夫で雨漏りが少なくメンテナンスも安価ですよ!

【寄棟屋根(よせむねやね)】

屋根の最上部から4方向の屋根面が分かれている屋根は寄棟屋根と呼びます。
棟部分が切妻屋根より短くなっているのが特徴です。
また、「大棟」の他に「下り棟」といわれる大棟(最上部)から下っていく棟が4つ存在します。

寄棟屋根の点検推奨ポイント
大棟から下り棟に分かれる部分を「かき合い」といい、この部分が老朽化しやすいポイントです。
棟板金の加工に手間が掛かることもあり、切妻屋根よりか若干メンテナンス費用が高めになります。

【入母屋屋根(いりもややね)】

切妻と寄棟が合体したような屋根を入母屋屋根と呼びます。
一番上が切妻、その下に寄棟があるようなイメージです。
構造が複雑なため雨漏り等がしやすいですが、非常にカッコいい見た目をしています。

入母屋屋根の点検推奨ポイント
前述のように切妻と寄棟が合体した屋根のため、老朽化ポイントはそれらと同様です。
複雑な構造のため、異常が起きてからだと工事が高額になりやすく、こまめな点検を推奨します!

【片流れ屋根(かたながれやね)】

切妻の棟に沿って真っ二つになったような屋根を片流れ屋根と呼びます。
新築屋根では最近非常に多く見られるようになってきました。

片流れ屋根の点検推奨ポイント
屋根が一面しかないため、雨樋への負荷が他よりも多く、老朽化しやすいポイントです。
屋根自体は複雑な構造をしていないため、工事が安価な傾向があります。

【方形屋根(ほうぎょうやね)】

切妻や寄棟と違い、頂点から四方へ傾斜した屋根は方形屋根と呼びます。
寄棟と似ていますが、こちらには屋根頂上中央部に頂点があることが特徴です。

方形屋根の点検推奨ポイント
寄棟と同様に、かき合い部分が老朽化しやすいポイントです。

【陸屋根(ろくやね、りくやね)】

屋上がある水平な屋根を陸屋根と呼びます。通常はアパートやマンションに多く見られるのですが、最近では一戸建てにも普及してきました。

陸屋根の点検推奨ポイント
屋根に傾斜がないため、雨水が留まりやすく屋根全体が老朽化しやすいポイントです。屋上が欲しい場合を除いて、一般住宅の屋根としてはおススメできません。

【招き屋根(まねきやね)】

切妻屋根の一方の屋根面を長くし、もう片方を短くした屋根を招き屋根と呼びます。屋根面の片側が急こう配で 片方の屋根上部に壁を作るため、天井裏の物入れスペースを作りやすい屋根形状です。

招き屋根の点検推奨ポイント
切妻同様、棟部・軒先・ケラバが老朽化しやすいポイントです。
また、雨仕舞いをしっかり行っていない場合、雨漏りリスクが上がります。

【越屋根(こしやね)】

切妻屋根の頂上中央辺りが持ち上がったような屋根を越屋根と呼びます。持ち上がった部分を利用して、換気や採光をすることができます。

越屋根の点検推奨ポイント
切妻同様、棟部・軒先・ケラバが老朽化しやすいポイントです。また、持ち上がった部分の塗装も必ず点検してくださいね!

まとめ

この記事では代表的な8種類の屋根を紹介しましたが、屋根にはまだまだ種類があります。

どの屋根にも共通するのは、お家を長持ちさせるにはこまめな点検が一番ということです。なるべく専門の業者にお任せいただきたいです!

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ですが、もしご自身で点検される際は本記事を参考に、落下に気を付けて実施してくださいね!