外階段の塗装は早めに!外階段の防水工事の重要性とは…?

2022年5月3日

お役立ち情報

こんにちは!住安ホームです。
マンションやアパートでは、建物の外側に階段が付いている場合があります。この「外階段」に水が溜まったり、亀裂ができたりしているのを見たことはないでしょうか?
外階段の防水機能が低下すると大きな事故を招く場合もあるため、適切な防水工事が必要不可欠です。ここでは、外階段の防水工事の重要性やメンテナンスのポイントをご紹介します。

◎外の階段は非常に劣化しやすい箇所

外階段や踊り場というのは、常に風雨や外気にさらされている事から、非常に劣化が早い場所です。元から水や温度変化によるダメージから守るため、防水機能が与えられているものもありますが
これら自体も経年劣化によって機能がどんどん低下していきます。階段や踊り場に水が溜まるようになってきたら、防水層が機能していないという事です。

外階段の材質はさまざまで、劣化の速度や内容もそれぞれ異なりますが、どのような材質でもいずれは劣化していきます。また、それほど築年数が経っていなくても、
施工不良が原因でトラブルが起きることもあります。トラブルを防ぐために、定期的に防水工事を行って防水機能を維持する必要があります。
トラブルが深刻化してからですと大掛かりな工事になり、その分費用も高くなってしまうので、早めに対応することが必要になってきます。

◎塗装するメリット

外階段の塗装により、防水・サビ防止・汚れ防止の効果が得られるだけでなく、雨水の浸入も防ぐことができます。
雨風によりもろくなりやすい階段を、丈夫に保ちながら美しい外観を保つこともできます。
「その程度の破損なら大した影響はないのでは?」と考える方もいると思われます。しかし、これの考えから
さらに大きなトラブルや事故につながりかねない為、早めに修繕や防水工事を行いましょう。

◎防水工事を怠ると雨漏りの原因になる?

外階段に水たまりができても、建物自体の雨漏りにはつながらないように思えますが、実際には大きく関係しています。
階段の防水層が機能しなくなると、雨水がそのまま建物の構造部分に浸水してくるからです。
こうなると建物内で雨漏りが発生するだけでなく、建物の躯体部分にまでダメージが及び、放置すると建物の寿命を縮めてしまいます。

◎防水工事を怠り実際に起こった事故

実際に2021年、東京都八王子市で築8年のアパートの外階段が突然崩落する事故が発生しました。
こちらの事故は、鉄骨階段と踊り場の接合部に使用していた木材の腐食が原因とみられる。強度不足により崩落した可能性が指摘されています。
これは極めてまれな事例ですが、同じような事故が他の建物で起きないと言い切る事も出来ません。
サビや腐食部分を気付いたいる場合、そのまま放置するようなことは行わないようにしてください。

◎外階段のメンテナンス頻度は?

防水層や塗装が機能を維持できる期間は、概ね10年~15年程度です。アパートやマンションでは、これに合わせて防水工事を行い、防水機能を維持する必要があります。
10年に1回程度の頻度で、外階段のメンテナンス計画を立てておくといいでしょう。
ただし、外階段が鉄製である場合は、さらに早く劣化する可能性があります。早い段階で塗装が剥がれていたり、
新築時の施工の問題で水はけがよくなかったりする場合は、特に注意が必要です。少なくとも、5年に1回程度はメンテナンスをした方がいいかもしれません。

◎まとめ

10~15年の間に点検等を行い必要な保全修理を行っていきましょう。
それ程時間が経っていない場合でも、目視で何か問題が起きている場合は放置せず、点検等を行う必要があります。

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