雨樋(雨とい、雨どい)の種類

2022年2月28日

お役立ち情報

こんにちは、住安ホームです。

以前、雨樋の役割や部品についてお話をしました。
今回はその雨樋の種類について、形状と素材に分けてお話していきます。

◎もくじ

雨樋の形状

①半円形

②角形

③特殊型(意匠形)

④鎖状

雨樋の素材

①塩ビ樹脂(塩化ビニール樹脂)

②ガルバリウム鋼板

③銅

まとめ

・ご自身の大切なお家にピッタリの雨樋を


◎雨樋の形状

雨樋の主な形状は「半円形」「角形」「特殊形」「鎖状」の4種です。

性能や価格帯が変わるほか、建物の印象にも影響を与えます。
選択する際は地域の気候や予算、建物のデザインなどを基準に見ていきましょう。

①半円形

塩ビ製雨樋の発売当初より最もスタンダードなタイプである半円形が特徴の雨樋です。

単純な構造のため他の形状と比べて安価で、柔らかい印象を与えるデザインで、多くの住宅で採用されています。
角形に比べると排水量が劣りますが、そこをカバーする直径が大きい半円形や、片側が角形になっている「リバーシブル型」なども出てきています。

②角形

その名の通り、角形の雨樋。半円形に比べてすっきりとした印象です。

同程度のサイズでも半円形より多くの排水量を確保することができ、
降水量の多い地域でよく使用されていますが、近年のゲリラ豪雨の影響を受けて都市部での需要も高まりつつあります。

③特殊形(意匠形)

雨樋も排水機能だけでなく、デザイン性重視の化粧部材として位置付けるようになり、昭和60年頃より様々な意匠性の雨樋が発売されています。

また、耐候性の向上やメタリック調の色揃えに加え、風や雪に負けない強度、厳しい環境の中でも壊れにくい耐久性を持っています。

④鎖状

管の中に雨水を通す他のタイプと違い、屋根から垂らすように設置した鎖に水を伝わせて排水口へと落とす仕組みの雨樋です。

日本発祥で、仏閣や昔ながらの和風住宅などに多く設置されてきました。
雨の流れを見て楽しめる鎖状の雨樋は、単なる排水設備としてだけではなく「和」の建物のアクセントにもなります。

◎雨樋の素材

雨樋に使用されている素材は主に3種類です。

代表的な素材である「塩ビ樹脂」「ガルバリウム鋼板」「銅」の特長をご紹介します。
素材によって耐久性やコストなど違いがありますので、それぞれの特長を詳しく見ていきましょう。

①塩ビ樹脂(塩化ビニール樹脂)

表面が滑らかで汚れが付着しにくく、金属のように錆びることがない塩ビ樹脂。

◎長所

様々な形状や色揃えがあり、建物のデザインに合わせることができます。
また、軽量で施工性が高く、コストが抑えやすいこともあり、広く使用されています。

◎短所

塩ビ樹脂は紫外線や熱に弱く、太陽光に長時間晒されることで少しづつ劣化が進んでしまいます。
近年は耐候性が向上した製品も多く販売されておりますが、外壁をリフォームする際などに塗装や交換をおすすめします。

②ガルバリウム鋼板

耐久性の高いガルバリウム鋼板製雨樋。

◎長所

金属でありながら軽量で錆びにくく、金属の中ではコストも低めです。
性能の高さから業者によってはメンテナンスフリーと謳われることもあります。

◎短所

ただし、一度傷が付いてしまうとその部分から錆びて腐食が広がる可能性があるため、やはり定期的な点検やメンテナンスが必要です。

③銅

神社・仏閣などの日本建築によく使用されています。

◎長所

酸化による経年変化で褐色から青緑へ少しずつ色が変わり、深みが増していく点は銅ならではの楽しみです。

◎短所

他の素材と比べて非常に高価です。
また酸化で青緑色になった部分が雨水で流れ出すことがあり、外壁などが汚れればメンテナンス費用もかさみます。
また近年の酸性雨の影響で穴が空いてしまうこともあります。

◎まとめ

ご自身の大切なお家にピッタリの雨樋を

いかがでしたか?

今回は雨樋の種類について、形状と素材に分けてお話ししました。
意識しないと目につかない雨樋も、お家の印象を決める大事な一要素です。

また、ないがしろにすると当然お家の寿命を縮めます。
「家にはどんな雨樋が合うの?」と疑問を持った方も、ご相談いただければ最適なプランをご提案させていただきます。

何かあればぜひ一度ご相談くださいね!

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